湯船の底から源泉が湧出しているのが最大の特徴で「湯つぼ」と呼ばれる。 温泉が湧き出している河原を掘り起こし、木枠で囲うように作られた畳一枚分 ほどの大きさの湯船は、深さ約80cm。 川又温泉は、金、銀、銅、硫黄を採掘する鉱山街として栄えた登別市鉱山町 の胆振幌別川支流わきにある。川又兵吉さんが1908年(明治41年) に発見。32年(昭和7年)に孫の輝光さんが自宅兼湯治用宿舎を建てた。 温泉の効能が口コミで広まり、湯治客が絶えなかったが、6年後に輝光さん が召集され閉鎖。44年(昭和19年)に再開するも、台風の影響で建物が 流失し、56年(昭和31年)廃業した。 温泉権は登別市に住む兵吉さんのひ孫、勝男さんらが所有している。 2004度調べ 湯温:34℃ pH値:8.9 泉質:アルカリ性 湧出量:毎分320L